きょうのできごと

きょうのできごと スペシャル・エディション [DVD]
★★★★☆
内容:ある一日の午後から翌朝までの短い時間を描く。京都の大学院に進んだ正道の新居に、引っ越し祝いで集まる友人たち。酔っぱらって本音を吐き出す者。能天気にくつろぐ者。彼らの一夜の人間模様に、ビルの隙間に挟まれた男と、浜に打ち上げられたクジラのニュースが同時進行する。

感想:誰にでも平等に朝はくる
素晴らしい、佳作。
自分もその登場人物にでもなったように、飲み会に参加しちゃいました。
大学生の頃はこんな感じだったなぁ。目的も曖昧なまま、一日を過ごしたっけ!でも、その意味のない1日ってのが、他人にとっては大切だったりするんだよね。
唯一、時間軸がバラバラだったのが、わかりずらかったなぁ。。でも、昨日があるから今があって、今があって朝が来るって意味では正しい!

ビルに挟まったおとこの、ダサさがたまりませんでした。
おそらく、「クジラ」は「時間」を姿として、表現したもので、人間の力じゃどうしようもなく、自然に任せるしかないってことを唄っているんだとおもう。


ビルに挟まる男、恋愛にしか悩まない大学生、自殺を考えていた少女・・・そう、誰にでも平等に朝は来るのだ。