すべては愛のために


すべては愛のために~Beyond Borders~
★★★☆☆

裕福なイギリス人の妻となったことで華やかな社交界も経験し、優雅な生活を送るサラ。そんな彼女にある日、人生の転機が訪れる。それは、サラが義父の慈善活動の功績を讃えるパーティに参加した時。この虚飾に満ち溢れた会場に、突然、青年医師が痩せ細ったひとりの少年を連れ飛び込んでくる。その医師ニックは、今この瞬間も世界中で命を落とす子供たちがいることを懸命に訴えかけた。その必死な姿に衝撃を受けるサラ。翌日あの少年が死亡したことを知った彼女は一大決心、私財を提供するとともに、夫の心配を顧みず援助活動に向かう。

感想:希望が見たかった
なんとも後味の悪いエンディングだ。


世界の果てでは、貧困や暴力、不条理がまるで地獄のようにあるのは分かった。
だからこそ、希望の持てる結末が必要だったのではないだろうか。


それにしても、このチープな邦題は何とかならないのだろうか?
原題は「Beyond Borders」直訳すると、「国境の向こうで」
断然、原題のほうが、この映画を良くあらわしている。
明らかに邦題は、女性客寄せ用って感じかな?