クローサー

closer / クローサー
★★★★☆
内容:ジュリア・ロバーツジュード・ロウら4大スターが、愛の「四角関係」を奏でる。
舞台はロンドン。小説家志望の記者ダンとNYでストリッパーをしていたアリスが同棲を始める。
ダンは、著書用の写真を撮ってくれた写真家のアンナが気になり始め、
彼女の名を語ってネットのチャットで医師のラリーを挑発。
待ち合わせ場所に来たラリーのまえに、偶然にも本物のアンナが現れ、ふたりは結ばれる。
その後、4人の関係はさらにもつれていくのだったく。


感想:描かれないところに真実がある
脚本が見事!4ヵ月後、1年後など場面がトントンと進んでいくのだが、
字幕で「4ヶ月後・・・」などと見せるのでなく、会話の中で時間を表している点が
よかった。


そして、会話のなかに
「この小説は君のはなしだよね。真実かい?」
「いいえ、真実は書かれていない部分よ」
これが、この映画を端的に表していると思う。
つまり、映像として表現されない「4ヶ月」や「1年」の間にこそ、
真実の恋愛模様があるのだ。