ヴェロニカ・ゲリン

ヴェロニカ・ゲリン 特別版
★★★★☆
内容:1996年、アイルランドので麻薬犯罪を追及し過ぎたゆえに、命を落とした女性ジャーナリストがいた。
子どもたちにまで蔓延する麻薬の実態を摘発しようと決めたヴェロニカ(ケイト・ブランシェット)は、
記者仲間でもタブーとされていた組織の中枢にまで取材を試みる。
しかし、その強引な行動に対し、自宅に銃弾が撃ち込まれるなど彼女に魔の手が忍び寄るのだった。


感想:歴史の転換点にあるものは
さて、賛否が分かれる作品だと思う。
実話を元にしている映画はイマイチダラダラする事が多い中、見事にまとまっている。
そして、ヴェロニカの情熱と組織の卑劣さをみごとに表現できていた。
しかし、家族や自分の命を犠牲にするほどのヴェロニカの情熱や使命感が
どこから生まれたのかがまったく不明だったのが残念だ。
歴史が変わるときにあるのは結局「人間の死」なのかなぁ。