ジャーヘッド


ジャーヘッド プレミアム・エディション
★★★☆☆

兵士として実際に湾岸戦争を体験した青年の手記『ジャーヘッド アメリ海兵隊員の告白』を、「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督が映画化。ニュースでは報じられない戦場における兵士の日常をリアルかつシニカルなタッチで綴ってゆく。

感想:砂をつかむような奇妙な戦争
湾岸戦争をモチーフにした作品。


戦争映画なのに、敵はほぼ出てこない。画面に映る敵兵は2人だけ。
他にあるのは、"退屈"と"砂"だけ。。。
コレも戦争なんだな。もうランボーのような戦闘が行われることはないのかもしれない。


油で黒くなった地面を、米兵が歩き、白くなっていくところなど、
湾岸戦争は実はアメリカの侵略戦争だったのではないだろうかと思わせる。


ちなみに、「ジャーヘッド」とは海兵隊員の丸刈りのことで、転じて「海兵隊」の事をいう。