ヒューマン・ネイチュア

ヒューマン・ネイチュア コレクターズ・エディション
★★★★☆
内容:ナチュラリストで異常に毛深い体質の女性ライラ。彼女の恋人は、マナーに異常な関心を示し、研究のためネズミにテーブルマナーを学ばせるネイサン博士。
二人は森にデートに出かけたところ、自分を"猿"だと思い込んでいる男に出会う。
恰好の研究対象を得たネイサンは、彼を“人間”として再教育しようと連れ帰った。
だがネイサンの行動に異を唱えるライラは、ありのままのパフを尊重すべきと主張。


感想:人間と猿を分けるものは欲望
"人間"と"猿"の違いはいったい何なのだろうか?
マナーに縛られて、自由をなくしたものが人間となり、
自由に本能のままに活動するのが、サルとなる。
しかし、人間も本能に打ち勝つことができずに、サルに負けるのである。
ヒジョーに説明しにくいのだが、大いなる皮肉を感じてしまう。