杞憂

satsea772007-02-20

2006年は邦画の売上が洋画を上回った。
そして、勢いはつづき、時は空前の邦画バブルだ。
しかし、話題作「どろろ」や「天国は待ってくれる」などの評判はパッとしない。売上的にはそこそこいっ
てるのにだ。


なんだかバブル崩壊へのオープニングクレジットが始まったようである。


映画関係者は忘れてしまったのだろうか?韓流ブームを。
明らかに完成度の低い作品の流通量の増加に伴い韓流は崩壊した。これは事実である。


今思うと邦画隆盛のきっかけをつくったのは、フジによる「踊る」シリーズだろう。
またテレビ局がバックアップすれば儲かる!そんな図式が、完成されたのは超短期でつくられた
電車男」にほかならない。


話題になれば…ブームになれば…完成度は度返しで売れてしまう!そんな方程式を。


今話題の邦画を10年後に見たいですか?
彼ら気付いているだろうか、ダメ作品を流し続けたしっぺ返しがやってくることを。


質の高い作品が増えることを願ってやまない。