レオポルド・ブルームへの手紙

レオポルド・ブルームへの手紙
★★★☆☆
内容:15年の刑期を終えて出所した一人の男スティーヴン。
無口な彼の心の支えは少年レオポルド・ブルームへ向けて手紙を書くことだった――。
レオポルドは学校の課題で囚人に手紙を書くことになり、これに真剣に取り組んだ。
彼の母メアリーは、レオポルドを産んだ日に夫と娘を事故で失ったことから人生に絶望してしまい、
レオポルドを愛することができなくなったのだった。
母の愛を知らずに育った孤独な少年の切実な手紙に、スティーヴンは愛のこもった返信を送る。


感想:僕の人生は僕が生まれる前から決まっていた・・・
残念なことに、わかりにくいのだが、作り手の丁寧さが存分に発揮されていたようだ。
とくに、"影"の表情や空の青さが心に染み入るようであった。
個人的には、"自分探し"物語だと、解釈したのだが、人によって感想は大きく変わるであろう。